皆様には、日頃より活動にご理解とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

新宿食支援研究会は2024年9月15日(日)に東京富士大学二上講堂4階において、「第6回最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会」を開催しました。今年は午前の部46名、午後の部155名もの方々にご来場いただき、盛況のうちに終了することができました。

これもひとえに参加者、協賛企業、後援機関、関係機関の皆さまの一方ならぬご支援・ご協力の賜物と、深く感謝申し上げます。

午前開催のタベマチシンポジウムのテーマは「食を使ったまちづくり」。食を通して街づくりを考える3人のエキスパートに学ぶシンポジウムです。
午後はタベマチフェス。
参加型体験イベントと講演です。いろんな形で食を体感します。

またご協賛いただきました9企業にサンプル、チラシ配布し、食を追求する取組、食事などをご案内することができました。

本大会を通して皆様の更なる発展につながりますことを切に願っております。

 

■開催日時

2024年9月15日(日)(10:00~16:00)

■開催場所

東京富士大学二上講堂4階プリズムホール(東京都新宿区下落合1-9-6)

■開催趣旨

最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会。それがタベマチフォーラムです。

口から食べる、そんな当たり前のことだと人は言います。しかし、高齢や病気によって口から食べられなくなる時が来ることもあります。それは人間にとって当たり前のことかもしれません。それを寿命というならばそれもしかたないことでしょう。しかし、現代日本社会で本当にそこまで口から食べられているでしょうか。

口から食べられない一つの象徴として胃ろうが挙げられます。現在胃ろう造設者は40万人とも50万人ともいわれています。最近では国の方針もあって胃ろう造設自体は減少していると言われています。しかし、口から食べられる人が増えているわけではありません。他の代替栄養手段にすり替えているだけで、よりリスクの高い方法が選択されている傾向にあります。このような状態を続けていてよいのでしょうか。口から食べることがこれほど軽んじられている国など世界中どこにもありません。

なぜこのような社会になってしまったのでしょうか。多くは入院してしまったときの「念のため」の禁飲食ではないでしょうか。食べる機能が低下し、体力が低下した高齢者が入院をして「安静、禁飲食」を続ければどうなってしまうのかは想像に難くないでしょう。さらに体力を奪われ、食べる機能も低下して口から食べられなくなってしまいます。

このような社会を変えていかなければ現状は変わりません。入院しない社会を作りましょう。

以下「タベマチ5つのプロセス」です。

1 食べられなくなる前にもっとできることはあるはず

2 摂食機能や栄養状態の低下が始まった時からアプローチすれば効果的

3 そのためには住民レベルで知識や情報を持っておくことが必要

4 たとえ食べられなくなってもそれを支援する専門職が地域にはいます

5 そういう街づくりを目指していきましょう!

正しい情報、知識を持ち、正しい決断ができる一般住民とそれをサポートするプロフェッショナルがいる社会づくり、これが「最期まで口から食べられる街づくり」です。

最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会(タベマチフォーラム)は日本全国に「最期まで口から食べられる街づくり」を広めるために開催します。

■主  催

新宿食支援研究会

■後  援

  • 厚生労働省
  • 東京都
  • 新宿区

■協賛企業・団体一覧

  • イーエヌ大塚製薬株式会社
  • 株式会社ONKURI
  • 日本介護食品協議会
  • 株式会社宮源
  • 株式会社アレナビオ
  • ピジョンタヒラ株式会社
  • メディア株式会社
  • サルム
  • 株式会社ロッテ
  • 株式会社WinWin

■開催プログラム

<午前の部テーマ>

★【午前】タベマチシンポジウム
「テーマ」食を使ったまちづくり

 

[シンポジスト]

●山下勝巳 先生
 関係人口を増やしたら、ご飯がおいしくなりました

●高田耕平 先生 
「地域の食べられる」を広げる繋ぐ活動について

●森岡真也 先生 
 新宿 Sunnydays Cafeが取り組む地域食支援

[司会]

石丸勝之先生 五島朋幸先生


【プログラム】
10:10~10:35 山下勝巳先生
10:35~11:00 高田耕平先生
11:00~11:25 森岡真也先生
11:25~12:00 ディスカッション

 

【講師紹介】
●山下勝巳先生

(株)山勝ライブラリ代表
主任介護支援専門員
介護福祉士

【略歴】
介護保険施行前から介護現場で従事。
ケアマネ、有料老人ホームの施設長を経て企画本部長へ。
有料老人ホーム・デイサービス・訪問看護等を多数開設。
しかしハード作りよりコミュニティー作りに強い想いが芽生えていく。
介護漫画『ヘルプマン‼』の著者くさか里樹先生と出会い、2013年独立。
カフェ×時計屋×ケアプランセンターという稀有な複合施設には、毎月300~400名のあらゆる世代の人が来店し、街のネットワーク拠点となっている。
2019年には地域密着型通所介護を開設。

 

●高田耕平先生
はなすたべるくらす舎 代表
言語聴覚士

京都府言語聴覚士会地域・訪問部門 理事
京滋摂食嚥下を考える会 世話人
メディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都 所属

 

●森岡真也先生
株式会社モテギ 新宿ケアセンター長
ケアマネジャーネットワーク新宿連絡会 副代表
主任介護支援専門員
社会福祉士

【略歴】
2022年より、地域の方々の介護の悩み・相談を受けられるカフェ(サニーデイズカフェ)を立案・創設。
現在は、センター長、カフェ管理人、ケアマネジャーとして活躍の幅を広げている。

 

★【午後】タベマチフェス
子どもから高齢者まで多世代で、「地域の食支援」について楽しみながら学べるプログラムを多数開催します!

<参加無料>
多世代で楽しめる食のアトラクションプログラム!

 

【概要】
13:00~16:00
〈食支援サポーター養成講座〉
13:00-13:30 テノール歌手 土橋創先生
13:30-13:55 薬剤師 齊藤直裕先生
14:00-14:30 歯科医師 古仙芳樹先生
14:30-14:55 超会プロジェクト
15:00-15:30 管理栄養士 井上蕗子先生
15:30-15:55 歯科医師 五島朋幸先生

〈5つのブースを開設〉
① くちビルディング
② 歯科と栄養ブース
③ 災害ブース
④ 薬剤ブース
⑤ 運動ブース

 

●1F販売コーナー
■キッチンカー
「食の相談室 おむすび」(管理栄養士が作る!身体整うバランスごはん)
・夏野菜のタコライス   
・豚汁
・おむすび 
・タベマチ限定おむすび弁当
・ドリンク

■ミニトマトすくい

■野菜販売
 かなさや

■クラフトチョコレート
 ショコラビットラボ

 

 

■来場者数

・午前の部 46人
・午後の部 155人